チャートを回すこと。ターニング・ザ・チャート(Turning the Chart)あるいはターンズ・チャート(Turns Chart)と表現される。
カレントを示す1ハウス以外の特定のハウスを起点とし、そこを1ハウスに見立てて他のハウスを数え直すことで、質問対象に関連する人物や事柄の表示星を導き出す技法である。例えば、パートナーの所持金を占う場合、パートナーを示す7ハウスを起点(1ハウス)とし、そこから2番目のハウスにあたる8ハウスをその人物の財産の場所として特定する。娘の仕事について占うのであれば、娘を示す5ハウスを1ハウスとして扱い、そこから10番目のハウスにあたる2ハウスを娘の仕事の場所とする。
この技法を適用する際の重要なルールとして、数え始める最初のハウスを常に「1」としてカウントする必要がある。また、元のチャートのハウス番号で示される場所は「ラディカル」ハウスと呼ばれ、そこから派生したハウスと区別される。例えば、パートナーの所持金は「ラディカルの8ハウス」となる。
チャートを回すという考え方は、所有物や帰属関係を前提としており、対象がその人物に属している場合に適用されるのが一般的である。同じ種類のものを区別する際にも有効であり、自分の大学と兄弟の大学を比較するような場合には、ラディカルな9ハウスを自分の大学とし、兄弟を示す3ハウスから数えた9ハウス(ラディカルの11ハウス)を兄弟の大学として扱う。
ただし、チャートを回すことには注意点もあり、より直接的なショートカット(近道)が存在する場合にはそれを優先すべきである。例えば、娘の母親は5ハウスから10番目と数えるのではなく、質問者の妻であるラディカルの7ハウスとして特定するのが正しい。過度にチャートを回し続けると判断の焦点がぼやけてしまうため、不必要な多用は避けるべきだとされている。特定の例外として、死(8ハウス)や投獄(12ハウス)に関する質問では、回した後のハウスとラディカルなハウスの両方を慎重に観察する必要がある。また、探し物の質問において自分以外の人物の持ち物を探す際には、常にその人物のハウスから数えた2ハウスを紛失物の表示星として採用する。経済的な問いにおいても、会社からの給料は10ハウスから2番目の11ハウスで示されるが、クライアントからの支払いは7ハウスから2番目の8ハウスで示されるといった使い分けがなされる。

