ホット、コールド、ドライ、モイストのこと。四性質とも呼ばれる。
アリストテレス(前384〜前322)が、エンペドクレスの四元素(火・地・風・水)に論理的な裏付けとして四性質(ホット・コールド・ドライ・モイスト)を導入した。四性質は、万物の最小単位であるエレメント(元素)をさらに構成する根源的な要素であるため「元(Primary Qualities)」と呼ばれる。火はホットとドライ、地はコールドとドライ、風はホットとモイスト、水はコールドとモイストの組み合わせで構成される。

古代ギリシャ哲学において、ホットは人や物事を動かす能動的なエネルギーそのものを象徴する。体が温まると活動的になるように、ホットは上昇し動きを生み出す力である。また、ホットな状態は物事を乾燥させるため、ドライ(乾燥・分離)が生じる。コールドはエネルギー源であるホットが尽きた状態、つまり静的で下降する力を表す。また、コールドな状態では夜間に石の上に露がつくように湿気が生じるため、モイスト(湿潤・結合)が生じる。
ホット(Hot/熱)
物事を動かす根源的なエネルギー。活動的で上昇する。行動的な性質。
コールド(Cold/冷)
熱が尽きて冷え切った状態。受動的で下降する。非活動的で静的な性質。
ドライ(Dry/乾)
乾燥させることで水分を奪い、物事を引き離す。分離や収縮する性質。
モイスト(Moist/湿)
湿度を与えることで物事を結びつけたり、膨張させる。結合や膨張させる性質。

