深刻なデビリティーの一つであり、評価点としては-4点として扱われる。これは惑星が自らの王権を象徴するイグザルテーションのサインから、ちょうど180度反対側のサインに位置する状態を指し、比喩的には「池に落ちた人」や「高い地位から転落した人」に例えられ、その惑星が本来持つべき品格や徳分を一時的に失っていることを象徴している。イグザルテーションが実際の実力以上にちやほやされる「誇張された良さ」を持つのに対し、フォールは「誇張された悪さ」を帯びており、物事が実態以上に悪く見られていたり、当事者が何かを根本的に見誤っていたりする状況を表す。

社会的・心理的な側面からは「不名誉」や「恥辱」の象徴とされ、特定の人物を「認めていない」あるいは「無視している」といった非認識の状態や、信頼関係の欠如を映し出す指標となる。対人関係や事象の成否を判断する際、フォールが絡むとアスペクトやリセプションが否定されるが、条件を満たせばラージェス(largess)やパトロネージ(patronage)といった救済が働き、物事は成就する。
デトリメントと比較すると、デトリメントが「本来の家を追われて自分らしく振る舞えない不適切さ」を表すのに対し、フォールは「存在そのものを認められない、あるいは他者を認めない」という性質を持つため、実務上の判断においてはフォールの方がより深刻な停滞や拒絶を招き、手に負えない弱さを露呈することが多い。

