エッセンシャル・ディグニティーの一種であり、惑星が特定のサインにおいて王権(Kingdom)を得ている状態を指す。このディグニティーは、サインの支配星であるドミサイルに次いで強力なプラス4点の加点として評価される。
イグザルテーションの状態にある惑星は、他者の家における「丁重にもてなされた客人」に例えられる。ドミサイルのロードがその家の主人(居住者)であるのに対し、イグザルテーションのロードは、その家において主人以上の最高の扱いを受ける高貴なゲストのような立場として記述される。そのため、このディグニティーを得ている惑星は、周囲から尊敬され、崇められ、実際の実力以上に高く評価されるという誇張された性質を帯びるのが特徴である。
各惑星がイグザルテーションを得るサイン
土星:天秤のサイン
木星:蟹のサイン
火星:山羊のサイン
太陽:牡羊のサイン
金星:魚のサイン
水星:乙女のサイン
月:牡牛のサイン

イグザルテーション・ディグリー
イグザルテーション・ディグリーとは、イグザルテーションという品位の中でも、その力が最高潮に達する特定の1度数を指す。各惑星の具体的なイグザルテーション・ディグリーは、下記の通りである。
土星:天秤のサインの21度(20.00〜20.59)
木星:蟹のサインの15度(14.00〜14.59)
火星:山羊のサインの28度(27.00〜27.59)
太陽:牡羊のサインの19度(18.00〜18.59)
金星:魚のサインの27度(26.00〜26.59)
水星:乙女のサインの15度(14.00〜14.59)
月:牡牛のサインの3度(2.00〜2.59)
これらの数値は序数で表記されるため、例えば土星の「21度」は現代の基数表記では「20.00度から20.59度」の範囲を指す。歴史的には、これらの特定の度数はサインのロードが確立される以前、紀元前750年頃には既に決定されていた非常に古い概念である。
ホラリー占星術の実占における判断では、表示星がこの特定の度数にアプローチしている状態は、地位の向上や物事の劇的な改善、あるいは目的の達成に向けた強い活力を象徴する。例えば「チームに入れるか?」という問いに対して表示星がイグザルテーション・ディグリーにあれば、単に入部が許可されるだけでなく、キャプテンに任命されるほどの高い評価を得ることを示す。反対に、この度数を既に通過して離れつつある動きは、勢いの衰えや深みの喪失を意味すると解釈される。
また、このイグザルテーション・ディグリーのちょうど反対側(180度)に位置する地点は、その惑星が最も深刻な損傷を受けるフォールの度数と定義されている。例えば木星の場合、蟹のサインの15度がイグザルテーション・ディグリーであるのに対し、その真向かいの山羊のサインの15度がフォールの度数(超弱体化の地点)となる。

