惑星の運行表や占星暦のことを指し、カレンダーに基づいて特定の日の惑星の位置を記したものである。別名アルマナック(Almanac)とも呼ばれ、グリニッジ天文時など特定の基準時間における各惑星の黄道上の位置が網羅されている。

特にホラリー占星術においてエフェメリスの参照は不可欠な手順とされる。なぜなら、チャートの図面だけでは惑星の真の動きを完全には把握できない場合があるからである。例えば、一見するとある惑星からセパレートしているように見えても、エフェメリスで数日間の動きを確認すると、実際には別の逆行する惑星から離れた直後であることが判明するといったケースは少なくない。また、惑星が順行から逆行、あるいは逆行から順行へと転じる留(ステーション)の状態や、現在その惑星が平均速度よりも速く動いているか遅く動いているかといった作動力の強弱を正確に判断するためにもエフェメリスが用いられる。加えて、惑星の方向転換(順行から逆行・逆行から順行)のタイミングは考慮の限界とも関わるため、エフェメリスの確認は欠かせない。
エフェメリスの読み方については、一般的に表の上部に惑星名が記され、その下に日ごとの位置が列として並んでいる。数値が日を追うごとに増えていれば順行、減っていれば逆行と判断する。逆行(Retrograde)の場合は「R」と表示してくれるソフト(サイト)が多い。

