スクエア(Square)

サイン同士が90度の角度を形成するアスペクトのこと。

チャート上では円を四分割して描かれる四角形の一辺に相当することから、クォータイル(Quartile)やテトラゴン(Tetragon)とも呼ばれる。このアスペクトは物事を一つに結び付ける力を持っているが、トラインやセクスタイルのようにスムーズに進むのではなく、そこには困難や遅れ、あるいは成し遂げるための多大な努力が必要とされるのが特徴である。

構造的な理由として、スクエアを形成する二つの惑星の一方がホットのサインにあれば、もう一方は必ずコールドのサインに位置することになり、性質の不一致から調和が取れず、摩擦や葛藤が生じやすいことが挙げられる。しかし、惑星同士の間にリセプションが存在する場合には、その「硬さ」が緩和され、最終的に望ましい結果が得られる可能性が高まる。

実占における判断では、スクエアは決して否定的な結末のみを意味するものではなく、目的を達成するためのプロセスにおいて「乗り越える価値のある障壁」として機能する。歴史的な文献によれば、スクエアは非常に活動的で強力な支配力を持つアスペクトとされており、トラインよりも強い影響力を及ぼすと考える占星術師も存在した。また、スクエアは同じモード(カーディナル、フィクスト、ミュータブル)を持つサイン同士の間で発生するため、物事を開始しようとする力や維持しようとする力が衝突し合うことで、事態を動かすための強力なエネルギー源ともなるのである。