アラビック・パーツ(ロット)の1つであり、特にホラリー占星術の恋愛や結婚に関する質問において不可欠な指標である。このパーツは名前に「結婚」を冠しているものの、社会的な契約としての結婚そのものを指すのではなく、2人の間の「関係性の質」や「恋愛感情」そのものを象徴している。P.o.Mと記す。P.o.P(Part of Pleasure)「パート・オブ・プレジャー」P.o.L(Part of Love)「パート・オブ・ラブ」とも呼ばれる。
P.o.Mの計算方法
P.o.M = Asc + Desc – 金星
なお、計算する際は、牡羊のサインの始点を0度とした「絶対度数」を使う。

以下の事例の場合、アセンダントは山羊のサイン(270度〜)の12.52度にあるので絶対度数では282.52度となる。ディセンダントは蟹のサイン(90度〜)の12.52度にあるので絶対度数では102.52度となる。金星は乙女のサイン(150度〜)の5.10度にあるので絶対度数では155.10度となる。

次に、計算式である「Asc + Desc – 金星」にそれぞれの絶対度数を代入していくと「282.52 + 102.52度 – 155.10度 = 230.34度」となり、絶対度数でのP.o.Mの位置が特定できる。最後に、絶対度数からサインの度数へ変換すると、蠍のサイン(210度〜)の20.34度と計算できる。
P.o.Mを把握する簡単な方法
アセンダント、ディセンダント、金星、P.o.Mを線で結ぶと「等脚台形」になる。つまり、金星とP.o.Mを結ぶ線は、地平線に対して必ず平行になる。

ゆえに、先述した方法で正確に位置を計算しなくても、地平線に対して平行な線を金星から引けば、P.o.Mのおおよその位置は簡単に把握できる。諸々の判断で必要となる情報は「P.o.Mのディスポジターが何か」なので、おおよその位置を把握するだけでも差し支えない。

