ルミナリーズ(Luminaries)

太陽と月のこと。空に輝く目に見える星々はすべて発光体であるが、占星術の文脈ではこれら2つを特に区別してルミナリーズと呼び、単数形ではルミナリー、2つ合わせて呼ぶ場合には複数形のルミナリーズが用いられる。ライツ(Lights/発光体)とも呼ばれる。

ルミナリーズはそれぞれセクト(昼夜の区分)のリーダーとしての役割を担っており、太陽は昼のセクトのライト、月は夜のセクトのライトとして定義されている。太陽は「生気を与えるもの」として魂の全体的な状態を活性化させ、神の叡智や真理としての本質を象徴する一方で、月は太陽の光を反射して輝く「偽の光」を持つ存在であり、肉体的な生命や身体そのものを司る。

これら2つの天体は1年の中で最も光の多い時期である夏の2ヶ月間にあたる蟹のサインと獅子のサインを支配しており、太陽は獅子のサインを、月は蟹のサインをそれぞれドミサイルとしている。身体の部位においては、太陽が男性の右目と女性の左目を支配し、月が男性の左目と女性の右目を支配するというように、視力に関わる重要な役割を分担している。

ホラリー占星術の実占においては、太陽が男性を、月が女性を象徴するナチュラル・ルーラーとして扱われることがあり、特に関係性の判定において重要な指標となる。また、月はカレントの共同表示星としての役割を担うことが多く、事態の推移や感情の動きを鏡のように映し出す機能を持っている。このようにルミナリーズは、占星術における数々の法則の底辺に位置する極めて重要な要素であり、チャートの判断において無視できない特別な存在となっている。