デトリメント(Detriment)

惑星が自ら支配するサイン(ドミサイル)のちょうど反対側に位置する状態を指し、エッセンシャル・ディグニティー(デビリティー)の評価では-5点として扱われる。この状態にある惑星は、自分の家から放り出されて荒野に立たされているようなものであり、その惑星本来の良さや惑星らしさが著しく損なわれ、本来の能力を理想的な形で発揮できない不安定な状況にあると判断される。具体的には、物事の質が低下していることや、道具であれば「壊れている」「近くにない」「充電が切れている」といった、すぐには役に立たない不適切な状態を象徴する場合がある。

恋愛のチャートにおいては、自分の表示星が相手の支配するサイン(自分にとってはデトリメントの場所)にあることは、自分らしさを失うほど相手を好きであることや、相手を気にして仕方がない「相思相愛」の有力な証拠として読み解かれる。

ネイタルにおいてはデトリメントの状態にある惑星を、本人が幼少期から克服しようと取り組むことで、それが人並み外れた個性や職業上の才能として開花する場合もある。デトリメントとフォールの比較については、デトリメントが「事態が見た目通りに悪い」のに対し、フォールは「実態以上に悪く見えている」あるいは「相手を認めていない」といったニュアンスの差があり、実務上の判断ではフォールの方がより深刻な弱さを露呈することがある。