アスペクトを形成していない2つの惑星を、第3の惑星が光を運ぶことで結びつけること。トランスレーション・オブ・ライトとも呼ばれる。日本語では「光の運搬」などと訳される。「Transfer of Light」を略して「TL」と記載されることもある。
2つの形状(TL1型・TL2型)
トランスファー・オブ・ライトは、光を運ぶ形状によって以下の2つのタイプに分類される。
- TL1型(光を背負う形)
- TL2型(光を手渡す形)
TL1型(光を背負う形)
惑星Aからセパレートした惑星Bが、惑星Cへアプローチ(接近)する形。惑星Bが、Aの光を背負ってCへと運ぶ。惑星Bの仲介によって、惑星AとCが結びつく。以下の事例では、水星からセパレートした月が、水星の光を背負って木星に届ける。水星と木星はアスペクトしていない(150度)が、月が間に入ることで結びつく。

TL2型(光を手渡す形)
惑星Aが惑星Bにアプローチして光を手渡し、光を受け取った惑星Bが惑星Cへとアプローチして光を届ける形。惑星Bの仲介によって、惑星AとCが結びつく。以下の事例では、まず月が太陽に光を手渡す。月の光を手渡された太陽は、その光を火星へと届ける。月と火星はアスペクトしていない(30度)が、太陽が間に入ることで結びつく。

成立の条件
トランスファー・オブ・ライトが有効に機能するためには、以下の条件を満たす必要がある。
条件1:(TL1型)仲介役の惑星が2つの惑星よりも速いこと
TL1型では、惑星Bが惑星Aからセパレートし、次に惑星Cへアプローチする。この「離れてから追いつく」という行程を成立させるためには、仲介役の惑星Bが、AとCよりも移動速度が速い必要がある。したがって、最も速度の速い月がTL1型の仲介役として最も頻繁に登場する。逆に言うと、移動速度が最も遅い土星は、TL1型で仲介役を担うことはない。
条件1:(TL2型)仲介役の惑星が1番目の惑星より遅く、3番目の惑星より速いこと
TL2型では、最も速い惑星Aが、次に速い惑星Bにアプローチして光を手渡す。その後、光を受け取った惑星Bが、より遅い惑星Cにアプローチして光を届ける。移動速度は「A>B>C」となるため、仲介役となる惑星Bは「Aより遅く、Cより速い」必要がある。結びつける惑星AとCの中間のスピードなら条件を満たすとも言える。TL1型では頻出する月だが、TL2型では仲介役になれない。自分より速い惑星から光を受け取るという状況が発生しないためである。同様に、土星も仲介役になれない。土星は最も遅い惑星であるため、光を手渡す相手(自分より遅い惑星)がいないからである。
条件2:リセプションがあること
原則として、光を運ぶプロセス(特に最初の接触)において、リセプションが必要である。リセプションがあれば、惑星は礼儀正しく要求を受け入れ、光を運ぶ義務が生じるとみなされる。なお、レッサー・ディグニティー(ターム、フェイス、トリプリシティーのいずれか1つ)であっても、仲介のためのリセプションとしては有効となる。「通信・伝達」のナチュラル・ルーラーである月も、リセプションが必須である。
条件3:惑星BとCがアスペクトを形成する前に邪魔が入らないこと
光を運んでいる惑星Bが、惑星Cとコンタクトを取る前に別の惑星とアスペクトを形成してしまうと、惑星AとCは結びつかない。

